プログラミング中学校 【第2回 ハードウェアとソフトウェアについて】

ソフトウェアの分類

ソフトウェアとは

ソフトウェアとは、「人間の思うようにコンピュータを動作させる為に命令や処理手順のまとまり」と良く説明されます。ソフトウェアは身近なところで動作しており、デバイスの中にプログラミングされている為、そう身近に感じる事がないでしょう。例えば、自動ドアは、「人を感知したら扉を開く、いなくなったら閉じる」というプロセス(手順)がありそれを繰り返す。他にもエレベータや信号機なんかにも、ソフトウェアは組み込まれています。

基本的な4つのソフトウェアとは

基本的にパソコン上で動作しているソフトウェアは下記の4つに分類されます。

上に行くほど、ハードウェアから遠くなります。ハードウェアは上記の4つのソフトウェアが動作してやっと、パソコンとして動作します。

アプリケーション

アプリケーションは、特定の作業を目的としたソフトウェアです。例えば、文章作成であればWord、ホームページを閲覧するのであればブラウザといった様に、作業別で異なるアプリケーションを準備することで、使用するユーザの思う様に拡張することができます。ただし、ブラウザ上で使用する「Webアプリケーション」やコンピュータ上に直接導入する「デスクトップアプリケーション」など様々存在しています。略語として「アプリ」と呼ばれています。

ミドルウェア

ミドルウェアは、アプリケーションとオペレーティングシステムの中間に位置するソフトウェアです。多くのアプリケーションが共通によく使用する機能を取りまとめたソフトウェアになります。例えば、画面に文字を表示する機能であったり、ウィンドウを表示する機能持っています。ミドルウェアを使用することで、汎用的な機能をアプリケーションに提供する事ができます。

オペレーティングシステム

オペレーティングシステムは、英語の「Operating System」の頭文字を取って「OS」と主に呼ばれることが多いです。日本語では「基本ソフトウェア」と呼ばれる事もあります。コンピュータの基本的な管理・制御を行うソフトウェアです。オペレーティングソフトウェアの代表的なもので言うと、Microsoftの「Windows」やAppleのMac OS(マッキントシュとも言われる)がありますが、その他にもLinuxのUbuntuやCentOS、RedHat、Debianなどがあります。LinuxはUnixをベースに派生したリストリビューションが多くあるため、今回は簡単なものを挙げました。オペレーティングシステムがGUIに対応していることで、ウィンドウを表示したりマウスのカーソルで様々な操作をする事ができます。

ファームウェア

ファームウェアとは、Firmware(堅い、固定した)と言う意味を持つ「Firm」に由来する通り、コンピュータなどの機器に内蔵されている回路や装置などの制御を行うソフトウェアで、基本的に回路や装置を持つ機器のほとんどにファームウェアが内蔵されています。ハードウェアに最も近いソフトウェアです。